もちキビ(黍)

写真1は、化学肥料や農薬と無縁のわが家の畑です。9月初旬、左にキビの穂が見えます。奥の方の堆肥槽では草や生ゴミ・落ち葉・籾殻・わが家の残飯養鶏場の糞が一年で堆肥に生まれ変わっています。手前のネギの間ではラグピーのボールの様なスイ力(夢枕)が成長中、奥の方にはササゲやインゲンなどの豆の棚やキュウリの棚があります。右に見える赤い穂は南米産のアマランサスです。白く見えるビニールハウスではトマトが真っ赤な実をつけています。ここは間もなく写真2のようなキビの乾燥・脱穀場になります。収穫されたキビの穂はここで約10日間乾操され、棒で叩いて脱穀し、写真3のようなトウミ(唐箕)を通してシイナ(批)や籾殻、ゴミなどを取り除きます。この状態で出荷前間際まで貯蔵し、殻を取ってお送りします。わが家では毎日お米をとく時に1〜2割混ぜ込んでご飯を炊いています。キビ餅もとても美味しいです。

酒井信一・克江

長野県伊那市

写真@
写真A
写真B