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香りは私たちの暮らしを彩るものでもあり、 洗剤や柔軟剤、香水などを楽しんでいる方も多くいらっしゃいます。
一方で近年、日用品の香りによって体調を崩してしまう方がいることが知られるようになり、 「香害(こうがい)」という言葉で社会的に議論されるようになっています。
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ここで問題となる大前提があります。「香害」とは、「少数の嗅覚が過敏な方」の問題という認識ではなく、大多数の方が嗅覚が麻痺(順応)している事が分からないまま、香料入り洗剤や柔軟剤を使い続け、世に香料(揮発性有機化合物)が充満してしまうと言う問題です。 つまり、香害で悩む一部の方は嗅覚が過敏なのでなく、嗅覚が麻痺(順応)していない「ノーマル」な嗅覚なだけで、多数の方が麻痺(順応)してしまっている事が分からないというのが大きな問題なのです。本来(ノーマルな嗅覚)のマジョリティーがマイノリティー(麻痺していない嗅覚)となってしまい、バランスが反転することで、場合によっては差別や人権侵害にもつながる大きな問題です。 |

福猫屋では、香りを楽しむ自由と同時に、 香りが負担になってしまう方いらっしゃる原因についての認識が大切なことだと考えています。
このページでは、香害に関する基本的な情報と、 暮らしの中での考え方をまとめています。
*福猫屋では商品への「移香」を防ぐため、施設内への一般の方の出入りを無くすため、止む無くカフェを閉鎖しました。
特にコーヒーや焼き菓子、パンなど当店が製造している製品は、臭いが移ることは致命的な問題です。
香害とは、柔軟剤・洗剤・消臭剤・香水などに含まれる香料成分(揮発性有機化合物)によって、
などの不調を訴える方がいる問題を指して使われています。
また、この香り成分によって化学物質過敏症になる方もいらっしゃいます。
香りの感じ方には個人差があり、 嗅覚順応していない方(香りに敏感と言われる方)にとっては、ごく少量でも強い負担となる場合があることが報告されています。
「香害はうるさいだけでは?」
「少数派のわがままでは?」
そう感じている方へ向けて、なぜこのような批判が起きるのか、健康問題としての側面と国の見解を整理します。
香害については、国の機関や自治体も啓発を行っています。
たとえば消費者庁は、柔軟剤などの香り付き製品について 「周囲の方への配慮が必要である」ことを呼びかけています。
香りは好みの問題として片付けられがちですが、 行政も(香害問題の本質的な理解はできていないものの)体調に影響を受ける方がいる現実を踏まえ、 社会の中での「配慮」が求められるようになっています。
近年の柔軟剤や洗剤では、香りを長く残すために 「マイクロカプセル香料」という技術が使われることがあります。
これは香料を微細なカプセルに閉じ込め、 衣類の摩擦などで少しずつ香りが放出される仕組みです。
便利な一方で、
といった点が議論されています。
香り成分が衣類だけでなく、周囲の商品や食品、空間に移ってしまう現象は 「移香(いこう)」と呼ばれます。
たとえば、
といった例が報告されています。
香りが苦手な方にとっては、こうした移香が大きな負担になることがあります。
香料やマイクロカプセルの環境影響については、 近年研究が進められている分野です。
特に海洋中への流出や、微細な粒子として残留する可能性などが 環境問題の観点からも注目されています。
現時点では測定データや規制の整備は十分とは言えず、 今後の研究と社会的な議論が求められています。
福猫屋では、環境への負荷を減らす暮らしの選択肢としても 「香りのあり方」を考えることが大切だと感じています。
香りを楽しむ方がいる一方で、 香りによって生活が困難になってしまう方がいることも事実です。
福猫屋は誰もが安心して暮らせる環境のために、
が広がっていくことを願っています。
多くの人が嗅覚の麻痺(順応)に気づいていないこと
・気づかないまま香料製品を使い続ける
・香料(VOC)が空間に充満する
・本来“ノーマルな嗅覚”の人が少数派になる
「嗅覚順応に気づかない構造」
麻痺していない嗅覚が
少数派になっていませんか?
香害は
みんなの問題です。
香害に関する詳しい内容は、以下の記事でまとめていく予定です。
香りはとても身近なものだからこそ、 体調に影響を受ける方がいることを知り、 互いに理解できる社会であることが大切だと考えます。
福猫屋ではこれからも、 環境と人にやさしい暮らしの情報を発信していきます。
柔軟剤や洗剤などの香り付き製品が広く普及する中で、 香りが負担になる方がいることも知られています。
福猫屋では「対立ではなく配慮と共存」の視点で、 香りに関する情報を整理しています。
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